JR九州の人気観光列車「36ぷらす3」で1日、あるイベントが行われました。

福岡市のJR吉塚駅のホームに姿を現したのは、高級感のある漆黒のボディが輝く「36ぷらす3」です。

車内に入ると、そこにはスーツ姿の乗客がずらり。

手に汗をにぎり、その表情は緊張した様子です。

列車内でいったい何が?

すると、何やら名刺交換のようなことをしている人物が…。

◆JR九州 古宮洋二 社長
「入社券です。よろしくお願いします」

乗客に渡されたものをよく見ると、入社券!?

「これまでの経験」から「新たな自分」と記されています。

列車内で行われていたのは、JR九州の社会人採用の入社式。

辞令交付として社長自らが「乗車券」ならぬ「入社券」を新入社員一人一人に手渡しました。

1日に晴れて入社したのは33人。

観光列車内での入社式というユニークな取り組みは、鉄道事業を身近に感じてもらおうと今回初めて企画されました。

◆新入社員 藤屋夢美さん
「安全安心な鉄道の運行に携わっている使命感と、JR九州の顔である誇りと責任を持って業務に取り組みます」

◆新入社員 田口左京さん
「消防職員としても経験がありますので、災害の安全対策など心がけ、現場の安全管理について深く関わっていけたらなと感じています」

古宮洋二社長は「日本一明るく楽しい会社を目指そう。周りの方に元気を与える存在になってください」とエールを送っていました。

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