10月に入り、企業は下期のスタートです。2025年春に卒業予定の大学生らの”採用内定”も1日に解禁されました。岡山市の企業でも入社を予定する人を対象にした内定式が行われました。

2024年も人手不足を背景に学生側に有利な売り手市場が続いています。交通事業などを展開する岡山市北区の両備グループの内定式にはグループ13社に内定した約140人の学生などが出席しました。

松田敏之グループプレジデントは内定者の代表に内定証明書を手渡し「残された学生の時間で見たことのない世界を見て考え方を広げてほしい。入社後に会えることを楽しみにしている」と歓迎の言葉を述べました。

(両備ホールディングスまちづくりカンパニーの内定者)
「街づくりに携わる仕事なので岡山の街の発展に貢献できればと思う。最初から全速力で駆け抜ける社会人になりたい」

両備グループはドライバーの労働時間が規制される、いわゆる2024年問題を踏まえ、2023年から大規模な中途採用のプロジェクトを行っていて200人以上を採用しています。新卒採用も積極的に進めていますが、目標人数に達していないとして現在も募集を続けています。

(両備ホールディングス人財本部 三宅瑛治シニアリーダー)
「売り手市場がすごく進んだので給与面や休日の条件を少しでも良くと改定して採用活動をした。若い人ならではの感性を会社に取り入れて新しいチャレンジを期待したい」

人材不足が厳しい中スタートした企業の下期。25年春に入社する人材への期待は高まっています。

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