フランスの自動車大手ルノーと資本関係を見直し、対等な関係になると発表している日産自動車は、ルノーが保有していた日産株の一部を追加で取得すると発表しました。

日産自動車とルノーは去年2月、ルノーが43%をもっていた日産の株式の保有比率を15%に引き下げて、対等な資本関係になることで合意していました。

ルノーは保有する日産株のうち、およそ28%をフランスの信託会社に移していて、このうち5.03%分を日産が798億円で買い取るということです。

日産が自社株を買い取るのはこれで3度目で、残る株式についても買い取る方針ですが、北米市場での不振から、今年4月から6月までの決算で本業の儲けを示す営業利益が99%減少する事態に陥っていて、どう資金を捻出するかが課題となっています。

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