先週末の終値から447円高で寄り付いた24日の日経平均株価。上げ幅は一時700円を超えましたが、その後は伸び悩み、終値は先週末より216円高い3万7940円でした。

 株価上昇を後押ししたのは、追加利上げを巡る日銀の植田総裁の発言です。先週に続き、追加の利上げに慎重なハト派寄りの姿勢を打ち出したことを市場が好感しました。

植田総裁
「政策判断にあたっては、内外の金融資本市場の動向や、その背後にある海外経済の状況などについて丁寧に確認していく必要がありますし、そうした時間的な余裕はあると考えています」

 ニッセイ基礎研究所の井出真吾主席研究員は、ほかにも次のような理由を挙げています。

井出主席研究員
「先週、日米で金融政策の大きなイベントがありました。株価が下落するのを期待して空売りをする人が増えていた。ところが、ふたを開けてみると日米ともに株価上昇で反応したので、空売りのままだと損失が膨らんでしまうということで、慌てて買い戻しを迫られているのもあると思います」

(「グッド!モーニング」2024年9月25日放送分より)

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