(ブルームバーグ):米スターバックスが新たな最高経営責任者(CEO)を迎えたからといって、業績回復見通しに期待を膨らませるのは時期尚早だと、米ジェフリーズのアナリストが指摘した。アナリストらはスターバックスに異例の売り相当の投資判断を付与した。
スターバックスは、今年8月に外食大手チポトレ・メキシカン・グリルのCEOを務めていたブライアン・ニコル氏をCEOに突然起用した。それ以来、同社の株価は前日までに24%上昇。しかしジェフリーズのアナリスト、アンドリュー・バリッシュ氏は業績改善への道筋が容易ではないとして、この株価上昇は「行き過ぎ」だとみている。
バリッシュ氏は調査リポートで、「新CEOは、必要な戦略の変化が机上にあることを示唆するが、業務や文化、価値観、テクノロジーといった問題の解決には時間がかかるため、変化を実行するのは簡単ではないと考えている」と述べた。
スターバックスの投資判断は「アンダーパフォーム」と、従来の「ホールド」から引き下げられた。目標株価は76ドル。これは向こう12カ月で20%の下落余地を示唆している。市場の見方でも特に低い水準だ。スターバックスの23日の株価終値は95.48ドルだった。
原題:Starbucks Hit With Rare Sell as CEO Shakeup Rally ‘Overdone’ (1)
(抜粋)
--取材協力:Katrina Compoli.もっと読むにはこちら bloomberg.co.jp
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