「長崎スタジアムシティ」の開業まであと28日です。

バスケットボールB1リーグの長崎ヴェルカは、14日新しい本拠地ハピネスアリーナで初めての試合を行いました。

スタジアムシティ初の観客を入れてのイベントとあって今後の改善点も見えてきました。

KTN記者
「長崎スタジアムシティにはきょうは駐車場の設定はありません。なのでブースターは長崎駅などから歩いてきています」

10月14日の開業を前に、初めて行われた長崎スタジアムシティ初の有観客イベント。

長崎駅から来たファン・ブースターは約10分かけ、徒歩で施設へと向かっていました。

歩いてきた2人
「きょうは夏空だから暑いけど、これくらいいいんじゃないですか、運動がてら」

歩いてきた2人
「たとえば選手のぼりが立っていたり、いまからアリーナに行くよというワクワクするような演出があればいいと思いますね」

3歳の子供と夫婦
「GOGO!ヴェルカー」「バス、バスを作って下さい、周回バスを」

この日、施設の外では目立った交通渋滞は見られませんでした。

長崎に誕生した“本格アリーナ”への入場開始時刻となった午前11時半・・・

入場した多くの人がその斬新さに興奮した様子でした。

1階座席に座る夫婦のブースター
「新しいアリーナだし、選手も変わったし全て楽しみですけどね、今シーズンは」

最前列に座ったブースター
「前もずっと同じような席で継続しているんですけど、さらに近くなったような気がする」

2023年シーズンのBリーグ、準優勝チーム・琉球との試合は新戦力のマーク・スミスがひとりで34得点を挙げる活躍で序盤、ヴェルカが圧倒します。

傾斜を付けて4階席でも見やすくしたとあって5223人の観客も選手の1プレーごとに熱狂します。

後半、追いつかれて最後は1点差で敗れたものの、(長崎 78ー79 琉球)選手は手ごたえを感じていました。

川真田紘也 選手
「ほとんどの席が埋まっている状態で、こういうアリーナでできることはうれしい状態でしたし」「厳しいときでもお客さんがDFコールやOFコールで後押ししてくれるんで、そういう意味ではすごく良いアリーナでバスケできていると思うし」

おおむね好評のようですが、ブースターからは改善を求める声もあがりました。

ヴェルカブースター
「とても見やすくて最上階まで登ってみたが、4階からでも見やすかったんで」

ヴェルカブースター
「車いす席に座らせてもらったんですけど、僕は見やすかった」(バリアフリーの観点では?)「以前入ったことがあるが、(今回も)問題なかった」

沖縄から来たブースター
「アリーナのチケットを(アウェー側も)もっと取れるようにすると沖縄から来るじゃない観光になるし、地元より1割か2割は開けておくとうれしいね」

熊本から来た3人
「(応援する)幕があったら」「選手の旗みたいなのがあったらもっと盛り上がるかなと思った」

施設を運営するリージョナルクリエーション長崎 岩下英樹 社長
「でも良かったです。数年かけてやってきたところにお客さんがほぼ満員入ったところを見たときはうれしかったです」「次の開幕とかシーズン中ももっと上に行くつもりなので、ぜひ期待してほしいですね」

この日はチアの演出がないなど、運営側もシーズンに向けた実験的な位置づけで、ヴェルカは10月の開幕節にはよりワクワクを届けたいとしています。

長崎電気軌道はアリーナ開場の前後と試合後に、崇福寺~赤迫の路線をそれぞれ約7台ずつ増便しました。

試合開始前は「いつもより人は多かった」が、試合後は「思っていたほどではなかった」ということです。

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