外国為替市場で円高が進行し、一時1ドル=139円台に突入しました。去年7月以来の水準です。

 16日の外国為替市場では午後1時すぎ、円相場が一時1ドル=140円台を割り混み、139円台を付けました。

 139円台をつけるのは去年7月以来で、およそ1年2カ月ぶりの円高水準となります。

 アメリカでは今週、中央銀行にあたるFRB=連邦準備制度理事会が利下げするとの見方が確実視されていて、日米の金利差縮小を意識したドル売り円買いの流れが強まりました。

 ただ、その後はドルを買い戻す動きになっていて、再び140円台前半まで戻しています。

 マネックス証券の吉田恒チーフ・FXコンサルタントは、「欧米のトレーダーが休み明けで本格的なトレードを再開した時にアメリカの利下げを理由にドル売りを試していると思う」としながらも、「短期的にはドルが売られすぎているので、このまま一気に1ドル=135円までいくことは考えにくい」としています。

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