少し変わったトウモロコシの話題です。この赤いトウモロコシ、宮城県内では今年から出荷が始まった「大和ルージュ」という品種。なぜ赤いのでしょうか?
利府町にあるスーパーです。
記者リポート
「ありました、店内入ってすぐのところに、一際目立つ赤いトウモロコシの大和ルージュが置かれています」
存在感たっぷりのその姿…。県内では今年から出荷が始まった「大和ルージュ」。こちらのスーパーでは、毎日、入荷しているわけではなく、出会えたらラッキー!きょうも人気を集めていました。
買い物客
「宝石みたいな、一段とレベルアップしたトウモロコシみたい」
「初めてみた!うまそうだなと思った」
ウジエスーパー利府店生鮮部 菅原拓哉部長
「数に限りがあるので品薄状態の時もある、人気があって」
現在、県内5軒の農家が試験栽培に取り組む大和ルージュ。そのうちの一人、石巻市鹿又の桜田清逸さんです(72)。およそ600平方メートルの畑には、2000本ほどの大和ルージュが植えられています。
桜田清逸さん
Q.栽培上の苦労は?
「草丈が3メートル近くになる。栽培上大変なのは消毒」
そもそも大和ルージュとは、おととし奈良県で開発された品種で、市場を運営する県内の企業が、農家の新たなチャレンジを応援したいと試験栽培を依頼しました。
ポリフェノールの一種、アントシアニンが豊富なため、こうした赤い色味になります。
桜田清逸さん
「芯は紫、トウモロコシの中は黄色。今までのトウモロコシとは、全然違う!色彩的にはいい感じだよね」
ゆでるとアントシアニンが溶け出してしまうため、電子レンジで加熱するのがおすすめの食べ方だそうです。
桜田清逸さん
「食感がいいね」
記者
「かんでいるうちにあまくなりますね」
桜田清逸さん
「昔のトウモロコシのように食感がよくておいしい。みなさんにたべてもらい、広げたい気持ちはある」
大和ルージュの収穫は9月下旬まで続き、県内の一部のスーパーなどで販売される予定です。
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