2017年に撤退したドーナツで、セブン-イレブンがリベンジを図った理由と戦略を取材した。

「1000億円市場」のドーナツ…セブン-イレブンが再挑戦

もっちり、ふんわりと揚がったドーナツ。
3日から販売が始まったのは、セブン-イレブンの「お店で揚げたドーナツ」。

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20代女性:
揚げたてなら全然おいしそうなんで買いたいです。手軽に買える方がいいんじゃないですか。
20代男性:
カスタード入ってるから、美味しそうだなってめっちゃ気になった。お手頃な値段で食べたいと思った。

ついつい手が伸びる、“レジ横”のコーナーにメープル(140円)とカスタード(160円)、チョコ(160円)のドーナツ3種類が仲間入り。

一方で、セブン-イレブンとドーナツには深い因縁がある。

以前販売していたものの、2017年に撤退したのだ。
そのドーナツでリベンジを図った理由とは?

専門家「揚げたてドーナツはニーズに一致」

3日から1都2県で販売が始まった、セブン-イレブンのレジ横ドーナツ。

岩田真由子記者:
7年ぶりにセブン-イレブンが販売する、こちらのドーナツ。実はお店で揚げているんです。

2017年以来の“リベンジ”販売に街の人はこう話した。

50代女性:
イートインとかでコーヒーとかと一緒に食べるならいいかも。
40代女性:
お昼にちょっと糖分欲しくなったらあるのはありがたい。買いやすいと思います。美味しいし、最近のコンビニスイーツ。
20代男性:
セブンの店頭に並んでるの、結構美味しいじゃないですか、カレーパンもそうです。結構興味はあります。

2021年には1000億円市場となったドーナツは、ブームの真っただ中で「富士経済」のデータによると2028年には1500億円を超えるとも見られている。

一方で、市場の8割は大手チェーン店の「ミスタードーナツ」が占めているとされる、一強状態となっている。

一度は撤退し、“ミスった”ドーナツともやゆされたセブンのドーナツ。
今回のドーナツでリベンジなるか?専門家はこう指摘する。

消費経済アナリスト  渡辺広明さん:
前回に関しては、やはり出来たてじゃなかったというところが、ドーナツ専門店に劣った。出来たてというものを、この頃お客さまが求めている。なので、揚げたてドーナツは非常にニーズに一致しているんじゃないか。
今回のコンビニドーナツは、すごく買いやすい価格になっているのもヒットにつながる理由になる。

セブン-イレブンは「揚げたてカレーパンを検討し始めた頃から諦めずにやってきた。カレーパンのインフラを活用することで、以前より美味しい物が作れる」としている。
(「イット!」 9月3日放送より)

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