世界遺産・姫路城の入場料について、姫路市が市民以外の価格を現在の2~3倍に値上げする方向で検討していることがわかりました。

世界遺産・姫路城の2023年度の入城者はおよそ148万人。

そのうち外国人は3割のおよそ45万人と過去最多で、いまインバウンドでも人気のスポットとなっています。

現在の入城料は大人(18歳以上)が1000円ですが、デジタル化や石垣の耐震化など城の保存や維持管理費での財源確保が課題となっています。

姫路市の清元長はことし6月、外国人観光客に限って、現在の4倍以上の30ドルの入城料にする方針を発表。

しかし、市民などから「外国人の差別に繋がる」などなど反対意見が相次いだことを受け、市民以外の入城料を一律に値上げする方針に転換したというこです。

値上げ対象や料金については、4日に始まる市議会で検討されるということですが、維持管理のためには2~3倍の値上げが必要になるということです。

市は検討したうえで、今年度末までに文化庁に城の活用計画を提出し、条例の改正についても進めていきたいとしています。

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