創業400年の「戸隠そば」の老舗の経営が行き詰まりました。長野市の「大久保西の茶屋」が自己破産申請の準備に入ったことがわかりました。
民間の信用調査会社「帝国データバンク」によりますと、「大久保西の茶屋」は9月2日付けで事業を停止し、自己破産を申請する準備に入ったということです。
江戸時代初期の1624(寛永元)年の創業で今年でちょうど400年。戸隠地区に30ほどあるそば店の中でも老舗として知られていました。
本店は長野市街地から戸隠神社などに向かう観光道路「バードライン」沿いの目立つ場所にあり、一時は長野駅前などにも出店していました。
しかし、不採算店の閉鎖や新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、年間の売上高は2004年2月期の3億1000万円から今年2月期には6000万円程度に減っていたということです。
負債は2億円程度にのぼるとみられています。
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