岩手県花巻市のワイナリーで地元で収穫されたブドウを使ったワインの仕込み作業が9月3日に始まりました。

高橋裕二アナウンサー
「工場はブドウの甘酸っぱい香りに包まれています。そしてまたフォークリフトで大量のブドウが運ばれてきて、その香りはより華やかなものになっています」

花巻市大迫町のエーデルワインでは、ブドウの生育状況に合わせて例年より1週間ほど早くワインの仕込みを始めました。

初日の3日に用意されたのは大迫地区と紫波町で採れたキャンベルという品種6500キロです。

従業員が専用の機械に次々と入れて軸と実を分けたあと、軽く潰した実をホースで大型タンクに送り込みます。

このタンクで1週間から2週間ほど発酵させたあと、熟成やろ過といった作業を経て完成を迎えます。

2024年は2023年のような霜の被害もなくブドウの生育は順調に進んでいるということです。

エーデルワイン 藤原欣也常務取締役工場長
「台風の影響によって雨が続いているので心配しているが、9月~10月天候に恵まれて良いブドウから良いワインを仕上げていきたい」

3日仕込んだワインは10月中旬に発売する予定で、エーデルワインでは2024年300トンのブドウを使ってワインをつくります。

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