JR九州の子会社が福岡と韓国を結ぶ高速船「クイーンビートル」の浸水を隠ぺいし運航を続けていたことを受け、JR九州は外部の有識者からなる第三者委員会を設置する方針を固めました。
福岡と韓国・釜山を結ぶ「クイーンビートル」をめぐっては、運航会社のJR九州高速船が船体への浸水を把握しながら必要な国への報告を行わず、約4カ月にわたり運航を続けていました。
親会社のJR九州は22日午後に会見を開き、冒頭、古宮洋二社長が一連の問題について初めて謝罪しました。
◆JR九州 古宮洋二 社長
「このたびは申し訳ありませんでした。浸水があったら報告するという約束を守れなかったのが一番の問題」
その上で古宮社長は原因究明と責任の明確化のため、JR九州が外部の有識者からなる第三者委員会を設置する方針を明らかにしました。
運航の継続はJR九州高速船の当時の社長が主導していたとされ、すでに解任されています。
JR九州は国土交通省の対応や第三者委員会の調査結果を踏まえ、関係者のさらなる処分を検討するとしています。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。