小林製薬の紅麹サプリを摂取した人に健康被害が相次いでいる問題で、商品の「回収命令」を出している大阪市の横山市長は、回収状況について「目標の9割5分ほど回収が進んでいる」と明らかにしました。

小林製薬の紅麹原料サプリを巡っては、摂取した人たちに腎疾患などの症状が相次ぎ、470人が入院、死亡した109人について摂取との因果関係を調べています。

大阪市はことし3月、小林製薬に対し、「紅麹コレステヘルプ」など3商品およそ113万個について回収を命じる行政処分を出しています。

一方で市は、ことし5月に開いた対策本部会議で、実際に回収が見込めるのは、「すでに摂取してしまった分」などを除き、対象の約17%にあたるおよそ19万1000個と見込んでいました。

19日、大阪市の横山市長は回収状況について、「2~3週間前で9割5分ぐらいは回収目標に対して回収が進んでいる」と明らかにしました。

大阪市は商品回収を終えた段階で小林製薬に廃棄処分を命じるとしています。

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