非常に強い勢力で関東に接近している台風7号。

この影響で、東海道新幹線は、東京と名古屋の間で始発から終日、運転を取りやめています。また、東北・上越・山形新幹線でも、一部の列車で計画運休が行われています。

新大阪駅では計画運休を受けて直前に行き先を変更したという人も。

【利用客】「下関に行きます。もともと伊豆に行く予定だったんですけど、急に予定変更しました」

JR東海は計画運休の可能性を14日に発表していたため、新大阪駅では目立った混乱は見られませんでした。

■「日本語分からない」外国人観光客は運休知らず混乱も

【記者リポート】「計画運休の影響で、切符売り場には外国人を中心に、多くの人が集まっています」

計画運休の情報を知らなかったとみられる外国人観光客が、今後の行程について窓口などで相談する姿が多く見られました。

【中国人観光客(東京へ)】「さっき駅に着いて、新幹線のチケットを買おうとしたら運休していた。東京のホテルも取っていた。私たちは日本語も分からないし、日本のニュースも見ていない」

【アメリカ人観光客(東京へ)】「新幹線で名古屋まで行って、バスで東京に向かえれば、そしてあすカリフォルニアに帰る、(東京からの)飛行機に乗りたい」

東海道新幹線の17日の運行について、JR東海は設備点検の状況によっては、始発から大幅な遅れや一部列車の運休などが発生する可能性があるとしていて、最新の情報を確認するよう呼びかけています。

気象予報士の浅田さんの解説です。

台風7号は関西のお天気にどのような影響があるのでしょうか。

【浅田麻実気象予報士】「近畿地方には直接の大きな影響はありませんが、間接的な影響でいま、にわか雨となっている地域があります。
雲の様子でお伝えします。南の海上でぐるぐると渦を巻いているのが、台風7号です。中心付近にははっきりとした目を伴っています。
台風の周りというのは、上から見ると時計の針と反対方向に、左回りに風が吹いていますが、位置関係でいうと近畿地方には、日本海の方から暖かく湿った空気が流れ込んできています。
この北からの湿った空気の影響で、16日は北部を中心に雲が広がって、にわか雨があちらこちらで発生しています。
17日、台風は次第に離れていきますが、引き続きまだ北風の影響を受けやすい近畿の北部を中心に、小雨がぱらつくところがありそうです」


■台風7号 関西の天気への影響は? 17日は「北部で弱い雨が降ったりやんだり」

近畿北部の方が天気が崩れやすいということです。

【浅田麻実気象予報士】「17日の予報を見ても、近畿の北部では雲が広がりやすく、弱い雨が降ったりやんだりとなりそうです。
一方の中部や南部では、晴れ間の出る所も多くありそうで、晴れたところでは17日も暑くなりそうです。
気温の予想をみていくと、最低気温は16日朝と同じくらいですが、最高気温は今日と同じか、少し高めの日中35度以上の猛暑日というところがありそうです。
そしてこの先、来週は曇りや雨の日が多く、お天気はぐずつく見通しです。ただ最高気温が34、35度ですので、来週にかけても引き続き暑さにはお気を付けください」

(関西テレビ「newsランナー」2024年8月16日放送)

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