中国電力は31日、第1四半期の決算を発表し、電気料金の値下がりなどの影響で2021年度以来、3年ぶりの減収減益となりました。

中国電力によりますと、今年度第1四半期の連結の売上高は燃料価格の低下に連動して電気料金が値下がりしたことなどにより3303億円と前の年に比べて707億円の減収となりました。

経常利益は燃料価格の低下が電気料金に反映される時期のずれによる差益が縮小したことや競争環境の激化に伴う総販売電力量の減少などにより373億円と前の年に比べて452億円の減益となりました。
減収減益となるのは2021年度以来、3年ぶりです。

また、通期の業績予想は据え置きとしていて、経常利益は、前の年に比べて66.5%減少の650億円となる見通しです。

【中国電力調達本部・岡邦光マネージャー】
「一定の利益は確保したものの、引き続き著しく毀損した財務基盤の立て直しに向けて取り組むことが必要。今後に向けては、島根原子力2号機の再稼働に全力で取り組む」

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