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 暑い日に食べたい「水ようかん」。知ってるようで知らない「ようかん」との違い。材料は同じなのに、何が違うかご存知ですか?カロリーが高いのは、どちらでしょうか?

■見た目、材料も同じ…何が違う?

違いは? この記事の写真

 今の時期に冷やして食べたい「水ようかん」。つるんとしてのど越しが良い夏の風物詩でもありますが、よく似ているものに「ようかん」がありますよね。

 「水ようかん」と「ようかん」の違い、知っていますか?

街の人(70代)
「あんこの濃さですかね。あんこで固めてるのかな」 街の人(60代)
「水ようかんは寒天が入っている」 街の人(30代)
「カロリーは普通のようかんのほうが高いかな。あんこの甘みと砂糖が入っているので、余計に」 街の人(50代)
「逆だと思う。水ようかんのほうが、砂糖いっぱい入っている感じ」

 「水ようかん」と「ようかん」。見た目がそっくりですが、実は材料も、あずき、砂糖、寒天など同じなのです。

「日本あんこ協会」にしいあんこ会長

 では一体、何が違うのでしょうか?

 筋金入りのあんこマニア、あんこが好きすぎて「にしいあんこ」の名前で活動している「日本あんこ協会」の会長に聞きました。

にしいあんこ会長
「ようかんに“水”という文字がつく水ようかんとは一体、どういう食べ物かご説明いたします」

 「水ようかん」と「ようかん」の決定的な違いは一体、何?あんこの濃さ?砂糖の量?そして、カロリーが高いのはどっち?

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■1.5倍以上…カロリーにも差

■1.5倍以上…カロリーにも差

違いは水分量 にしいあんこ会長
「水ようかんは、練りようかんに比べて水分量が多い。水分量が非常に多いからこそ『水ようかん』というふうにいう」

 水分量が違うとは、どういうことなのか?作り方を見ると…。

材料は同じ にしいあんこ会長
「水ようかんと練りようかん。材料はあんこ、砂糖、寒天、塩、水。非常にシンプルな構成なんです」 つくり方の違い

 「水ようかん」は「ようかん」と同じ材料ですが、水分が多い状態で冷やし固めてつくられます。

 一方「ようかん」は、煮詰めて水分を飛ばしてから、冷やして固められます。

街の人(50代)
「意外!ずっとゼリー状に固めてるのかなーって思ってました」 カロリーに大きな差

 水分が多い状態で冷やし固める「水ようかん」と煮詰めて冷やし固める「ようかん」。カロリーにも差があります。

にしいあんこ会長
「ようかんがカロリーが高い。水ようかんが一般的に低い」

 どれくらい差があるかというと、「水ようかん」は100グラムあたり168キロカロリーなのに対し、「ようかん」は289キロカロリーと、なんと1.5倍以上カロリーが高いのです。

街の人(70代)
「水ようかんのほうが、2つくらい食べてもいいかな」 注意点

 「水ようかん」は、水分が多いので砂糖が多く含まれている「ようかん」よりも日持ちしないことが多く、保存の際には注意したほうがいいということです。

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