九州新幹線長崎ルートの新鳥栖ー武雄温泉間をめぐり与党検討委員会は30日、佐賀県などを対象にヒアリングを行いました。この中で、南里副知事は“地元合意”を優先させる考えを改めて伝えました。
【与党検討委員会 森山裕委員長】
「総括としては難しい課題だなと。ただ、何とか糸口を見つけ出すことはできないというほどのこともない。(佐賀・長崎・JRの)三者協議、国が入った協議などを続けながら方向性を見出していきたい」
30日のヒアリングには佐賀県の南里副知事のほか、長崎県・JR九州のトップなどが参加しました。
この中で南里副知事は、「地元で新たな合意が図られるのが本来の議論のあり方」として、長崎県やJR九州との“地元合意”を優先する考えを改めて伝えました。
【佐賀県・南里隆副知事】
「費用だったり在来線の問題を引き受けるのは佐賀県。やはりちゃんと地元で話をして、長崎・佐賀・JRで話をして新しい合意形成を図っていく必要があるんじゃないかということを申し上げました」
また、国と県が話し合う「幅広い協議」について、8月ごろに非公開で行う方向で調整しているということです。
一方、山口知事はこれとは別に、今回のヒアリングが終わったあとに「JR九州と意見交換したい」との考えを示していて、今後、協議の場が設置される見通しです。
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