7月27日の開催に向けて準備が進められている福島市の花火大会。今年ならではの変化があるようだ。

<花火大会の準備進む>
2024年で46回目の開催となるふくしま花火大会。30店舗以上の露店が並び、夜には約8000発の花火が打ち上げられる予定だ。26日は翌日の開催に向けて、会場の設営などが進められていた。
福島市にぎわい商業課係長・山浦貴之さんは「多くのお客様にいらしていただいて、福島の花火を楽しんでいただければと思います」と話す。

<2024年は予備日なし>
約10万人の来場を見込む夏の一大イベント。
一方で、開催日をめぐっては今年はある変更点が。福島市にぎわい商業課の山浦さんは「延期ではなくてですね、中止としますというような変更をしたところであります」と話す。

<予備日のバスドライバー確保できず>
例年設けられてきた予備日がなくなり、天気が悪く開催できなかった場合は、そのまま中止になる。その背景にあるのが、物流・運送業界のいわゆる2024年問題。
福島市ではこれまで、駅から会場まで路線バスを増便して、来場者の輸送を行ってきたが、残業時間が制限されていることで、今年は予備日の分までドライバーを確保することができなかった。

<来場者の安全確保>
福島市にぎわい商業課課長の吉田知己さんは「まず、来場者の皆様の安全を確保することは一番だと考えておりますので、そういったものを考えながら、様々な課題を継続的に検討、協議していきたいと思っております」と述べた。

27日は雨予報の福島市。
今年も夜空を彩る花火が無事に見られることを多くの人が祈っている。

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