太平洋でとれるクロマグロの資源管理を話し合う国際会議がきょう閉幕し、大型魚の漁獲枠を1.5倍に広げることで合意しました。

寿司や刺身として人気がある本マグロですが、正式名称は「クロマグロ」。しかし、乱獲などにより資源量が大幅に減少したことから、国際的に漁獲量を規制しています。

今月10日から北海道釧路市で、太平洋での漁獲枠などを話し合う国際会議が開かれていましたが、きょう閉幕しました。

焦点の日本の近海を含めた太平洋でのクロマグロの漁獲枠は、30キロ以上の大型魚はこれまでの1.5倍に、30キロ未満の小型魚は1.1倍に増やすことで合意したということです。

クロマグロの資源量は最も少なかった2010年の1万2000トンから10倍以上にまで回復。日本は、漁獲枠を大幅に増やしても資源量が一定程度確保できるとの主張から、大型魚はこれまでの2.3倍に、小型魚は1.3倍広げるよう提案していました。

水産庁は、12月にかけて開かれる年次会合で正式に決定し、来年から適用するとしています。

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