アメリカの6月の消費者物価指数発表後の11日午後10時すぎに、一時1ドル=157円台まで円高が進みました。一方で、好調の日経平均株価は3日続けて史上最高値を更新。新NISAも始まり、「投資が身近になった」という人も多くいるかもしれません。株高の“実感”はあるのでしょうか、街で聞きました。
「日経平均史上最高値、かんぱーい」
今夜、投資家が集う銀座のバーを訪ねると…
投資歴22年
「日経平均はまだ安いと思うので、さらにここから5万円とか6万円とかに上がっていく途中かなと思う」
投資歴約20年
「20年くらいやってて、いま2000万円くらいです。これから経済って発展していくものだと思ってる。短期では見てない」
今年、日経平均株価は「新たなステージ」を迎えました。2月にバブル期の史上最高値を34年ぶりに更新すると、今月に入ってからも2600円以上上昇し、きょう(11日)の終値は4万2224円。3日連続で史上最高値を更新しています。
上昇の背景にあるのは、アメリカの株高です。
ニューヨーク市場では、アメリカの中央銀行にあたるFRBの利下げ観測を受け、ナスダック総合指数が連日、最高値を更新。この追い風を受け、東京市場でも半導体関連株など幅広い銘柄の上昇につながりました。
好調な株価を受けて、街の人の“実感”は…
株式投資せず サービス業(30代)
「自分たちの生活に直接紐付いているかというとあまり実感はない。給料上がっても物が高くなったりとか、貯金とか投資に回せなくなった。ゆとりがない、自分の生活で」
株式投資せず 学生(20代)
「今のところ実感としては、そんなにないのかなという感じ。前よりもバイト代が無くなるのが早い感じがする」
最近NISA始める 会社員(20代)
「この前は一日で300円くらい上がってました。嬉しいですね」
株式投資中 会社経営(60代)
「株価に連動して生活が豊かになる層、関係ない層が二極化されていると思う」
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