愛媛県松山市で約５年半ぶりに全館での営業を再開した道後温泉本館。初日の１１日はこの日を待ちわびた多くの入浴客が朝早くから本館を訪れました。
田中日南子記者：
「朝５時４０分です。雨が降っている中ではありますが、もうすでに２０人以上の方が列をつくって待ちわびています」
先頭の地元の女子大学生２人組：
「きのうの夜１０時からいます。８時間くらい（並んでいる）。一番風呂が取りたかった」
千葉から訪れた男性：
「（きょうを）狙って。子供の時から来てみたかったんですけど、改修が終わってからずっと待ってました」
時折雨が激しさを増す中、開館直前にはおよそ５０人が列を作りました。道後温泉コンソーシアムの新山富左衛門代表によりますと、本館のスタッフは夜３時位から準備をしていると明かしました。
スタッフ：
「いよいよですね。言葉にならないような感激というか感動がありますね」
そして午前６時を知らせる刻太鼓が力強く響き営業開始。並んでいた人たちはさっそく「一番風呂」を目指しました。温泉で体を温めたあとは２階の休憩室へ。お茶やお菓子を楽しみゆったりとくつろぐ姿が５年半ぶりに戻ってきました。
関東から訪れた湯上りの女性：
「素晴らしいですよね、日本の良いものを感じますよね」
茨城から訪れた湯上りの男性：
「霊の湯に入りました。めっちゃ良かったです、熱くて。初めて道後温泉入って、きょうが開館みたいでとても良い記念になりました」
先頭の女子大学生２人組：
「熱めで冷えた体にちょうどいい温度でした。一気に体が温まって今でもぽかぽかしてすごい気持ちよかったです。お風呂自体はすごい風情があって、開放的な空間ですごいよかったなって思います」
道後温泉事務所の杉村幸紀所長は「本当に長らくお待たせした。この５年間にはコロナ禍など様々なことがあったけど、また新しい歴史を作っていきたい」と抱負語りました。と思っています」
初日は午後４時時点で約８５０人の入浴客が本館を利用したということです。
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