長く降り続いた雨による農作物への影響も懸念されている。

新庄市泉田ではきょう(11日)、サトイモの生産者が畑にたまった水を抜いていた。
昨夜までの大雨で葉の高さまで水に浸かったため、ポンプを使って排水作業をしていた。同じ生産者が所有するネギ畑も冠水した。

(生産者・奥山聡さん)
「だんだんぼやけてきている。何もしないでこのままにしておくと全部枯れてしまう」

根っこが長い時間水に浸かったことで、収穫間近のネギが「ベタ病」という病気になり、葉の色が一部白く抜けていた。
この症状を進むと、葉の全体が枯れるだけでなく畑全体に病気が広がるため、急いで排水と消毒を行う必要がある。

(生産者・奥山聡さん)
「病気の環境条件がそろってしまえば一晩で全部だめになることもある。ある本数が減っていく、収量に関わってくる。守るために措置をしなければならない」

また、尾花沢市では特産のスイカを育てる畑が約1ヘクタール冠水した。
すでに排水と消毒を終え出荷できる状態ということだが、一部出荷に適さないものもあり、市は被害額が500万円に上るとみている。

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