日本の「抹茶」に今、世界の注目が集まっています。そして抹茶への探求はそれだけにはとどまりません。
■「抹茶ブーム」外国人客なぜ人気
11日のような蒸し暑い日に食べたくなる、濃厚な抹茶が特徴のジェラート。
行列ができていたのは、東京・浅草にある抹茶ジェラート専門店。店内は外国人客で大盛況です。
店では濃度が異なる7種類の抹茶ジェラートを販売。なかでも人気なのが農林水産大臣賞を受賞した最高級の抹茶を使ったジェラートです。
タイから訪れた女性。笑顔で早速、パクリ。そのお味は。
タイから来た人
「デリシャス。日本の方がおいしいです。ディスイズ、マッチャ!」
別の女性は、アメリカと日本の抹茶の味の違いについて…。
アメリカから来た人
「(アメリカの抹茶は)ここまで強い風味はない。ピュアさも落ちる。ミルクのようで砂糖がたくさん入っている」
抹茶の魅力はSNSで知るそうです。
アメリカから来た人
「ちょっと前に、Tiktokで見ました。最高の抹茶のお店だとね」
■「人生で一番」外国客がとりこに?
人気なのはスイーツだけではありません。最高品質のオーガニック抹茶に、すっきりとした味わいが特徴のミルクを使った抹茶ラテ。
外国人でにぎわう店は、月におよそ5万人も訪れる抹茶カフェです。
フランスから来た人
「この抹茶はクリーミー。とてもおいしいです」
アイルランドから来た人
「飲んでみます。私は好きです」
目の前でお茶をたてて提供するのも店の特徴で、気になる外国人客は撮影に夢中です。
■茶道体験に殺到 抹茶なぜ人気
外国人の抹茶への探求は、食だけにとどまりません。
茶せんを使って抹茶をたてているのは外国人。本格的な茶道を体験することができる「浅草茶禅」。予約のおよそ9割が外国人で、連日予約が埋まっているといいます。
アメリカから訪れたスティーフンさんとメーガンさん。新婚ほやほやで、日本に5日間滞在するといいます。
スティーフンさん
「文化、歴史やお茶についてもっと知るために、この茶道に来ました」
メーガンさん
「私たちはお茶が好きだから」
和室に移動し、茶道体験スタート。
先生
「右手で持って、左手の上に」
指導する先生も英語で対応。荘厳な空気のなか2人も体験。
そして自らの手で抹茶をたてて、学んだことを実践し、味わいます。大満足のようです。
スティーフンさん
「とても驚きました。砂糖なしで抹茶だけなのに、とても甘くておいしかったです。あと6杯は飲めたね」
茶禅 主宰 竹田理絵さん
「今までは抹茶のお話をしても抹茶を飲んだことがないとか初めてですという方が多かったんですけれども、この数年はやはり日本の本格的なものを試してみたいという人が多い」
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