(ブルームバーグ): ファーストリテイリングは11日、今期(2024年8月期)の営業利益予想を4750億円に上方修正した。従来は4500億円だった。ブルームバーグが集計したアナリスト15人の予想平均4528億円を上回った。

  今期の年間配当は業績見通しの上方修正を反映し、従来予想から50円増額して400円とした。  

  業績の進捗(しんちょく)と足元の為替レートを反映し上方修正した。為替差益として355億円を見込む。

  けん引役は海外ユニクロ事業で、通期でも大幅な増収増益となる見込み。第3四半期は北米や欧州などが好調に推移する一方、中国は消費意欲の低下や天候不順の影響を受けたほか、地域の顧客ニーズにあった商品構成が不十分だったことなどで苦戦した。グレーターチャイナは通期では増収、若干の減益となる見通しだ。

(訂正前の記事でヘッドラインを修正済み)

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