相続税や贈与税の算定基準となる土地の評価額「路線価」が1日に公表された。秋田県内の評価基準額の平均変動率はプラス0.9%で2年連続で上昇した。

路線価は、主要な道路に面した土地1平方メートル当たりの標準価格で、相続税や贈与税を算定する際の目安となる。

県内の調査の対象は標準宅地2931地点で、評価基準額の平均変動率は、前年より0.7ポイント高い0.9%だった。平均変動率の上昇は2年連続で、都道府県別の順位は前年より4つ上がり19位だった。

県内8つの税務署管内の路線価の最高額は、秋田南・秋田北・本荘で上昇、大館・大曲・横手・湯沢が横ばいで、能代だけが下落した。

路線価が最も高かったのは、秋田南税務署管内の秋田市中通2丁目の「秋田駅前通り」で、1平方メートル当たり13万5000円と前年より5000円高くなった。

一方、下落したのは、能代税務署管内の能代市柳町の「柳町通り」で、1平方メートル当たり1万8000円と前年を1万円下回った。

路線価は7月1日から国税庁のホームページで確認することができる。

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