連日、大行列ができる今、注目の逆輸入グルメ。その魅力は、豪快なあぶりにありました。
■NY流!焼肉も“逆輸入グルメ”
霜降りの和牛の焼き肉が堪能できるのは、アメリカからの「逆輸入グルメ」として知られる、東京・広尾の「beef by KOH」。ニューヨークでミシュラン1つ星を獲得した焼き肉店出身のシェフが手掛ける、独創的な和牛料理の数々が人気です。
beef by KOH KOHシェフ
「ニューヨークは色んな人がいる。当時、一番ウケていたのは肉ウニ。韓国のりの上に大葉、大葉の上に霜降りの肉。その上にバフンウニを乗せてしょうゆを付けて食べる」
客
「厚みがあって、お団子みたいなハンバーグになっている。割ると肉汁がジュー。卵を乗せて食べる。すごくおいしい」
■あぶりが魅力!連日 長蛇の列
都内のすし店では開店前から連日、長蛇の列が。二子玉川にある「Aburi Sushi TORA」。家族連れなどで、あっという間に満席です。待合室にも人があふれています。
客
「生魚が苦手で、あぶったおすしなら食べられるので、あぶりのすしを食べに来た。すごく食べやすくて、おいしい。逆輸入ですよ」
大人気の「逆輸入グルメ」はバーナーで魚をあぶる「Aburi押し鮨」です。サーモンなどに、特製ソースをのせて火であぶることで、生とはひと味違う、うま味を引き出すことが最大の特徴です。
九州寿司 寿司虎 Aburi Sushi TORA 森大和店長
「西洋の文化と日本の文化をしっかり組み合わせた、オリジナルのグローバルスタイルのおすし」
客
「香ばしい感じで、あまり日本で食べたことがない」
■“海外仕様”だからこそ斬新!
この「Aburi鮨」は日本ではなく、北米カナダで誕生しました。
宮崎の老舗すし店を継いだ二代目が世界への挑戦として、日本からおよそ8000キロ離れたカナダで新規に出店。そこで始めた「Aburi鮨」が大ブレイクします。カナダのトルドー首相も来店し、舌鼓を打ったほどの人気ぶり。
Aburi Tora Japan 中村正剛CEO
「もっと世界に日本のすしというエッセンスが入って、それでも現地で認知されるような新しいすしが作れないかと思った時にAburi鮨に着想して、これなら海外でいけると思ったのがきっかけ。(カナダでは)そもそも生魚を食べたくない人もたくさんいる。『魚は嫌いだけどすしは大好き』という人もいた」
カナダでの成功を受け、「Aburi鮨」を東京に「逆輸入」。生魚を食べる文化が定着していない海外向けとして始めた「Aburi鮨」ですが、見た目の華やかさや斬新さも相まって日本でも人気が急上昇します。
■うま味凝縮!「氷結熟成鮨」
客
「なかなか他の店では味わえない、おいしかった」
「すごくうま味が凝縮されておいしい」
日本の最新テクノロジーを駆使して、魚をマイナス1℃で凍らせながら熟成させることで、うま味がぎゅっと詰め込まれるといいます。
客
「ここのウニやマグロが本当においしいので常連。娘の誕生日のお祝いで、きょうは特に」
中村正剛CEO
「高級ずしもあぶりずしもある。バリエーションは豊か。回転ずしのかっぱ巻きもあって子どもも食べる。大人も本格的なすしを楽しめて、色んなおいしいすしを楽しめる。自分のスタイルでというのを目指しただけ。クオリティーに対しては一切、妥協していない」
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