雨が降りしきる東京・表参道に、ひときわ熱く盛り上がる場所がありました。

28日午前7時40分ごろ、アップル表参道前店にはすでに人が並び始めていました。

お目当ては、iPhoneやApple Watchなどを生み出したアップルが手掛ける注目の新商品。
28日、日本初上陸を果たしました。

日本での販売が始まったのはゴーグル型端末「Vision Pro」。

目の部分に装着すると、現実の視界の中に浮かんでいるような巨大な画面が表示され、臨場感ある映像やゲームが楽しめます。

コントローラーはいらず、目や指の動き、声だけでアプリを操作することができます。

SF映画さながらの最新テクノロジーを体験した客は興奮しっぱなしでした。

購入者:
一瞬、体が動いてしまいびっくりしてしまうぐらい、臨場感の塊

大迫力の映像体験のほか、3Dカメラ撮影もできるVision Proの価格は59万9800円からです。

購入者は「正直ちょっと高い。新しい世界の第一歩を先に踏み出してみたい」と話しました。

Vision Proは私たちの日常をどう変えるのでしょうか。

IT関係の会社を経営する小西薫さんは、自宅での仕事を効率化しようとVision Proを購入しました。

早速、ゴーグル型の端末を装着し、ベッドで寝ながら仕事を始めようとしたところですぐに新しさを実感しました。

小西さんは、「不思議な感じはします。ガラケーからスマホになったときの違和感に近いいいですね。すごく面白い」と話していました。

操作に慣れれば場所を選ばずに仕事ができると期待を寄せています。

iPhoneで世界を変えたアップルのニューアイテムが、今度は世界をどこまで変えるのか注目です。

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