各地で季節外れの猛暑日となった24日、その影響は家電量販店にも及んでいた。
早まる猛暑で今、エアコンが爆売れしているという。
エアコン購入客は、「家にあるのが調子悪くて、早めに買い換えようと思って」と話した。
24日、日本電機工業会が発表した「生活家電の5月の国内出荷額」は、物価高により節約志向が強まっている影響で、冷蔵庫や洗濯機などがマイナスとなる中、エアコンの出荷額は949億円と18.7%増加し、2カ月連続のプラスになった。
出荷台数も、過去10年の平均を大幅に上回った。
ジョーシン王子店・芳沢由衣主任は、「猛暑がありますので、需要が増えてきている」と説明する。
この日、エアコンを購入するため家電量販店を訪れた夫婦。
エネルギー価格の高騰により電気代も上がる中、やはり重視するのが“節電機能”だという。
特にこの夏は、節電に加えパワーも重視したタイプが人気だという。
エアコン売り場には、「節電多機能」と書かれた節電を意識したモデルがたくさん並んでいた。
ジョーシン王子店の芳沢主任によると、「ハイパワーでエアコンが非常に効くモデル。猛暑日で暑いとなかなかエアコンが効きづらい。でも温度を下げると電気代が上がってしまう中で“節電でハイパワー”タイプがお客さまに人気」だという。
最近は、電気代を抑えながらもハイパワーで冷やすことができるタイプが続々登場。
省エネ性能の優れた新機種への買い替えなどを見込んで、メーカー側の工場もフル稼働状態だという。
取材した家電量販店によると、エアコンの取り付け工事も徐々に埋まってきており、早めの購入を勧めているという。
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