来月の土用の丑の日を前に、宮崎県新富町で新仔ウナギの出荷が始まりました。

新仔ウナギは、ウナギの稚魚・シラスウナギを養殖してから1年以内に出荷されるウナギのことで、柔らかくてふっくらとした身が特徴です。

新富町の中村養鰻場では24日、県内45の養鰻業者に先駆けて新仔ウナギの出荷がスタート。去年12月に池入れし、200グラムから300グラムの大きさに育ったウナギの選別作業が行われていました。

今シーズンは、燃料費の高騰やシラスウナギの漁獲量が減っている影響で、経費が前の年に比べて2割ほど増えているといいます。

(中村養鰻場 中村哲郎社長)
「例年以上に生育面など苦労しましたが、何とか旨味、厚み、香りのよいウナギができたと思っています。ウナギ自体が生命力のある生き物なので、是非暑い夏を乗り切るのに元気が出るように食べてもらえるとありがたい」

宮崎県産のウナギの生産量はおととしが3574トンで、全国3位となっています。

中村養鰻場では、来月24日の土用の丑の日にかけて出荷のピークを迎え、年間で200トンの新仔ウナギの出荷を見込んでいます。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。