多くの人が行き交う交差点が、騒然となりました。
17日午後、大阪市淀川区でタクシーが歩道に突っ込み運転手が死亡、男女2人がけがをしました。
横断歩道の上で停まった白いタクシー。当時の映像から、車体前方からは炎が上がっている様子が分かります。
午後1時前、淀川区の大阪メトロ・西中島南方駅近くで、「白い車と高架の柱の事故です」と通行人の女性から警察に通報がありました。
【事故を目撃した人】「(車は)ノーブレーキで速度を落とすことなく。爆発音。ボカーンと」
警察によると、新御堂筋を南から北に走っていたタクシーが、スピードを落とすことなく高架下の交差点に進入したあと、歩道のガードレールなどに衝突したということです。
その後…
【現場近くにいた人】「最初小さな白煙が上がっていたんですけど、その後火が上がって」
【現場近くの店舗の人】「(Q火はどこから?)ボンネットから。消火が終わった後に1人救出されるのを目撃しました」
この事故で、タクシーを運転していた高齢とみられる男性が搬送先の病院で死亡が確認されました。事故当時、タクシーに客は乗っていませんでした。
さらに、タクシーが衝突したガードレールの一部が、近くにいた外国籍の男女2人に接触。2人は病院に運ばれましたが、けがの程度は分かっていません。
事故直後に撮影された写真では、手前のガードレールが途中からなくなっていて、その先にけがをしたとみられる複数の人が横たわっているのが確認できます。
そして、衝突したガードレールは、大阪メトロ御堂筋線の自動改札機の前まで吹き飛ばされたとみられます。
事故現場の近くを走っていた車のドライブレコーダーには、タクシーがかなりのスピードで交差点に進入する様子が映っていたということで、警察は事故の詳しい状況を調べています。
なお、現場の真上を走る大阪メトロ御堂筋線の運行と、新御堂筋の通行にいずれも影響はありませんでした。
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