日銀の金融政策決定会合で長期金利に大きな影響を及ぼす国債の買い入れ額の具体的な減額規模が示されなかったことを受け、為替市場では円安が進み、およそ1か月半ぶりに1ドル158円台をつけました。

 14日正午すぎに日銀の金融政策決定会合の結果が発表されると、0.945%前後で推移していた日本の10年国債利回りは一時、0.915%まで低下しました。

 市場では長期金利が上がることへの警戒感がなくなり、1ドル=157円台前半で推移していた円相場も一時、158円台前半まで1円程度、円安が進みました。

 政府・日銀による為替介入が行われたとみられる4月29日以来、およそ1カ月半ぶりの円安水準です。

 株式市場では、金利の低下を受けて不動産や建設関連株が上昇に転じ、3日ぶりに値上がりしました。

 終値は13日より94円高い、3万8814円でした。

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