13日から行われている金融政策決定会合で日銀は、追加利上げなどについて議論しているとみられます。

 市場関係者の間では、今回、追加の利上げは見送られるという見方が広がっています。

 一方で、日銀が毎月合わせて「6兆円程度」としている国債買い入れ額を減らすのではないかと注目されています。

 日銀が国債の購入額を減らせば、債券市場の需給が緩んで国債の価格が下がり、長期金利が上昇する可能性があります。

 実際、先月、日銀が一回あたりの国債の買い入れ額を500億円減らした際には、警戒感から長期金利が上昇しました。

全国銀行協会 福留朗裕会長
「日銀も、(金利)上昇による実体経済への影響を見極めたいのではと。見極めとの兼ね合いで、賢明な判断を下すのではないか」

 日銀は14日に会合の結果を発表し、午後には植田総裁が記者会見する予定です。

(「グッド!モーニング」2024年6月14日放送分より)

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