みずほ銀行は、企業向けの長期貸出金利の指標となる「長期プライムレート」を14年7か月ぶりの高い水準にまで引き上げると発表しました。背景にあるのは、長期金利の上昇です。

みずほ銀行によりますと、あすから大企業に1年以上貸し出す場合の指標となる金利の「長期プライムレート」を0.10%引き上げて年1.80%にします。

2009年11月以来、14年7か月ぶりの高い水準で、「長期プライムレート」の引き上げは2か月連続です。

引き上げの主な理由は、長期金利の上昇です。

▼今週後半に行われる日銀の会合で、国債の買い入れ額の減額や追加の利上げなど、「金融政策の正常化が議論されるのではないか」との観測が根強いことや、▼アメリカの長期金利が高止まりしていることが日本の長期金利を押し上げています。

きょうの債券市場でも10年物国債の利回りは1.015%と高い水準をつけています。

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