静岡県の鈴木康友 新知事は6月5日、就任後初めてJR東海の丹羽俊介社長と面会し、30分ほどの面会の後、JR東海の丹羽社長は「鈴木知事とは緊密なコミュニケーションをやっていけるという感じを持ちました」と述べました。

-初面会の印象は?

JR東海・丹羽俊介 社長:
大変有意義な面会となりました。当社は静岡県内で東海道新幹線、在来線などを展開していて「静岡県は大切な県」と申し上げ、「静岡県との関係を強化したい」とお願いした。

リニアの南アルプストンネル静岡工区の早期の着手に向け、地域の皆様のご理解・ご協力を得られるよう、引き続き、県と密に意思疎通を図りながら真摯に取り組むと申し上げた。今後も鈴木新知事と緊密な関係を気付いていきたい。

鈴木知事には私が説明することに熱心に耳を傾けていただき、率直な意見交換ができた。今後も鈴木知事とは緊密なコミュニケーションをやっていけるという感じを持ちました。


-リニアについてはどんな話を?

JR東海・丹羽俊介 社長:
南アルプストンネル静岡工区については、地域の皆様の理解や協力を頂戴できるよう、双方向のコミュニケーションを大切にしながら真摯に向き合っていきたい。

国の有識者会議で水資源や環境保全についての報告書を取りまとめていただいているので、これを踏まえて静岡県はじめ地域の方々に丁寧に説明をして、コミュニケーションを取りながら真摯に対応していきたい。

今回、鈴木新知事と会って話ができて、今後も知事とは様々な形で意思疎通をしたい。トップ同士だけでなく、実務を担う静岡県職員とJR東海のスタッフが密にコミュニケーション取らせていただきたい。

私どもとしては1日も早く着工したいが、地域の方々にご理解・ご協力をいただくことが大切。コミュニケーションをしっかり取っていきたい。今回、知事と直接会い、いろんな話をしたことは大変有意義で、今後もこうした対話の努力を続けていきたい


-静岡空港直下の新駅については?

JR東海・丹羽俊介 社長:
「静岡空港の付近に東海道新幹線の駅を」という話は知事からありました。私の方から「空港付近の新幹線新駅は課題がいろいろあるけれども、静岡県からそういった話があるということであれば、私どもとして話をうかがって、静岡県の考えを受け止めながら対話をすることが大事。対話をしていきましょう」と申し上げた

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