ゆうちょ銀行の元社員の男が、高齢の利用客の口座から、2000万円を超える現金を盗んでいたことが分かりました。

ゆうちょ銀行伊丹店に勤めていた元社員の男(59)は、2023年10月、利用客の高齢女性から預かった通帳を使って、郵便局のATMから現金200万円を引き出し、懲役3年6か月の有罪判決が確定しています。

その後の社内調査で、元社員の男は、同様の手口で他の利用客6人に対しても自宅に訪問した際に満期になった定期預金の通帳などを預かり、不正に暗証番号を聞き出してATMから現金を盗んでいたことが新たに分かりました。

被害者は、ほとんどが80代の高齢者だったということです。

被害総額は、計2240万円に上り、ゆうちょ銀行は4日までに被害に遭った客への補償を終えました。

今後は、「信頼回復に向けて、再発防止に取り組んでいく」としています。

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