秋田県の内陸の山々にも観光シーズン到来。北秋田市の太平湖では、6月1日から遊覧船の運航が始まる。これを前に31日、関係者が安全を祈願し、一足早く船からの景色を楽しんだ。
北秋田市の太平湖では、毎年6月から遊覧船を運航している。
安全祈願祭には、市や運航会社などの関係者50人が出席し、事故のない1年を祈った。
森吉山自然公園にある太平湖は、森吉ダムの建設に伴ってできた湖で、船から青々と生い茂った木々の葉や、まだ雪が残る森吉山を眺めることができる。
また、船着き場の上流にある小又峡では、緑と力強く流れる滝が壮大な景色をつくり上げている。
例年約3000人が遊覧船を利用しているが、昨シーズンは1300人と半分以下となった。繁忙期の10月を前に、市内でクマの被害が相次いだことが要因とみられている。
一方で今シーズンは、秋にかけてすでに1000人以上の予約が入っている。
ぶなの郷あきた・間杉政明社長:
「外国のツーリストからも問い合わせや予約がある。春から秋にかけて素晴らしい場所なので、ぜひ県民に来てもらいたい。土台は安全第一。そこをわきまえてまい進していきたい」
遊覧船は、9月までは週末や祝日を中心に運航され、10月31日まで利用できる。
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