本来管理すべき税務書類を不適切に廃棄したとして野々市市の職員が停職の懲戒処分となりました。
今月12日付で停職6か月の懲戒処分となったのは野々市市総務部の20代の主事です。
この職員は先月30日、人事異動に伴い自分の机の中に入っていた本来管理すべき税務書類36件を機密文書廃棄用のボックスに廃棄したということです。
今月5日、別の職員が廃棄された書類を発見し、メモや事務の分担の状況からこの職員が廃棄していたことが明らかとなりました。廃棄された書類を精査したところ36件中28件が未処理でした。うち2件は法人への還付が必要なもので、その額はあわせて15万3100円にのぼります。市では今週中にも還付金を振り込む予定です。
処分を受けた職員は今月12日に辞職願を提出し、承認されたということです。
市では当時の管理監督者だった50代の職員2人を厳重注意としました。
野々市市の粟市長は「より一層法令の遵守及び適正な事務執行の徹底を図り、市民の皆様の信頼回復に努めてまいります」とコメントしています。
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