外国為替市場で円安が進んでいることについて、通貨政策を担当する財務省の神田財務官は、「必要に応じていつ何時でも適切な措置をとる」と述べ、あらためて市場を牽制(けんせい)しました。
神田財務官
「過度な変動が投機などで発生して経済に悪影響を与える場合には適切な措置を取るし、そのことは許されている。今後も必要に応じていつ何時でも適切な措置をとっていきたい」
主要7カ国財務相・中央銀行総裁会議開催中のイタリアで取材に応じた神田財務官は、一時1ドル=157円台に下落した円相場について、過度な変動には為替介入も含めたあらゆる手段で対応する可能性を示唆しました。
また、アメリカのイエレン財務長官が、「為替介入は稀であるべき」と発言したことについては、アメリカはじめ各国当局と緊密な意思疎通を続けているとしたうえで、「介入が稀であることが望ましいことは言うまでもない」と述べました。
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