岩手県奥州市にあるスポーツ用品大手デサントの水沢工場が建て替えられることになり、5月24日に現地で地鎮祭が開かれました。
完成は2025年7月の予定で、1970年の操業開始から55年ぶりの建て替えになります。

地鎮祭にはデサントのほか、県や奥州市などから約50人が出席し工事の安全を祈りました。

新工場は総工費約30億円、延床面積は現在の1.5倍の5000平方メートルあまりで、完成予定は2025年7月です。

鉄骨造りですが要所に地元の木材を使い、地下水を活用した冷暖房システムを導入して環境や従業員の働きやすさに配慮しています。

新工場は高級アパレル商品「水沢ダウン」の製造に特化し、年間2万5000着ほどの生産を計画、さらなる品質向上を図る方針です。

デサント 小関秀一社長
「こだわったものづくり。これでもかと(水沢ダウンの)難易度が年々上がっている。まだまだものづくりを極めると、ビジネスは伸びる可能性があると思う」

水沢工場は工場長を除く従業員120人が全て県内採用で、2025年度以降も継続的に地元採用をしたいとしています。

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