パレスチナ自治区ガザに侵攻を続けるイスラエル軍は、南部ラファの一部の住宅地域に戦車を進入させたなどとロイター通信が報じました。
ロイター通信は14日、ガザ全土から市民が避難している南部ラファの一部の住宅地域にイスラエル軍の戦車が進入したなどと報じました。
ラファは、イスラエルが「ハマスの最後の砦」として地上作戦を行うことを表明し、市民に対し避難勧告を出しています。
国連機関によりますと、およそ45万人がすでにラファを離れたということです。
本格的な地上作戦が始まったとの情報はありませんが、アメリカのNBCテレビは、数日以内に作戦を開始するのに必要な部隊を既に集結させているとするアメリカ政府の分析を伝えています。
こうしたなか、アメリカのニュースサイト「アクシオス」は14日、サリバン大統領補佐官が今週末にイスラエルを訪問する予定だと伝えました。
複数のアメリカ政府高官の話として、サリバン氏の訪問前にはラファでの本格的な地上作戦を開始しないことでイスラエル側から合意を得たということです。
アメリカは、これまでラファでの作戦に反対の立場を繰り返し示していて、サリバン氏もイスラエル側に思いとどまるよう訴えかけるものとみられます。
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