中国製EV=電気自動車の関税を4倍に引き上げることを決めたアメリカのバイデン大統領は「中国が我々の市場を荒らすことは許さない」と強調しました。
アメリカ バイデン大統領
「中国が我々の市場を荒らし、アメリカの自動車メーカーが公平に競争できなくなるようなことは許さない」
14日、ホワイトハウスで演説したバイデン大統領はこのように述べ、アメリカの自動車産業と雇用を守る姿勢をアピールしました。
演説に先立ち、バイデン政権は現在、25%としている中国製EV=電気自動車の制裁関税を4倍の100%に引き上げると発表していました。さらに、USTR=通商代表部のタイ通商代表は中国メーカーがメキシコで生産するEVへの関税引き上げも検討する考えを示しました。
中国の自動車メーカー「BYD」はメキシコでEVを生産することを検討していますが、アメリカの自動車業界は安価な製品が流入すれば打撃になるとして強い警戒感を示しています。
すでにトランプ前大統領は、中国メーカーのEVがメキシコで生産された場合でも「100%の関税をかける」と表明していて、バイデン政権としても国内の自動車業界に寄り添う姿勢を示したかたちです。
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