ノーベル平和賞の授賞式に先立ち、ノルウェーの首都オスロで日本被団協をテーマにした展示会が報道陣に公開されました。

オスロで開かれる展示会「人類へのメッセージ」は、ノーベル平和賞を受賞する被団協の活動や、被爆者の証言などを展示し、「核なき世界」を目指す団体の理念を伝えています。

こちらは、日本の建築家・隈研吾さんの「KIGUMI」という作品。被団協が被爆者を調査し、まとめた「『あの日』の証言」に書かれている1000の証言を、1000個の木材で作られたオブジェで表したものです。

記者
「日本被団協のメンバーの写真も飾られている。非常に力強いまなざしが来場者に向けられていて、『核なき世界を実現する』『被爆者を二度と作らない』という意思が感じられる」

ノーベル平和センター エグゼクティブディレクター シャシュテ・フログスタさん
「世界は核兵器とその壊滅的な影響について話し合う必要がある。それがこの展示会で伝えたいことであり、後押ししたいことです」

平和賞展は、授賞式が終わった今月12日から来年11月まで一般公開されます。

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