反体制派武装勢力によって政権が崩壊したシリアでアサド政権を支援していたイランの大使館が襲撃されたと中東のメディアが報じました。
中東メディア「アルアラビーヤ」は8日、シリアの首都ダマスカスで撮影した映像として、アサド政権を支援していたイランの大使館が何者かによって襲撃されたと伝えました。
イランの外交官らは事前に避難していて無事だとしています。
一方、反体制派を支援しているトルコのフィダン外相は訪問先のカタールでメディアの取材に応じ「シリアの人々は自分たちの国の未来を作り直すだろう」と述べました。
そして、「国を去らざるを得なかった何百万人ものシリア人がいまなら戻ることができる」と付け加えました。
アサド大統領は目的地は分かっていませんが、航空機で国外に逃亡したとされています。
ロイター通信は、反体制派の勢力がダマスカスを制圧したと報じられたころ空港を離陸した航空機があると伝えています。
航空機の追跡をするフライトレーダーでは、当初、アサド政権の拠点であるシリア沿岸部に向かっていましたが、突如Uターンし、数分間反対方向に飛行した後、消息を絶ったとしています。
搭乗者については確認ができていないとしていますが、シリア情報筋の話として、この航空機が事故に遭った可能性が非常に高いとし、撃墜された可能性もあると報じました。
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