中東の衛星テレビ「アルアラビーヤ」は8日、アサド大統領による独裁政権が崩壊したシリアの首都ダマスカスで、イラン大使館に武装集団が侵入したと報じた。イランはシリア内戦でアサド政権を支えてきたことから、反体制派の戦闘員が大使館を襲撃した可能性がある。
報じられた映像では、大使館の建物の窓ガラスが割られ、内部の家具も破壊された様子が確認できる。路上には館内から持ち出されたとみられる書類も散乱していた。
シリアでは8日未明、反体制派が首都を制圧し、アサド政権が崩壊した。反体制派は戦闘員に対して、政府庁舎などの公共施設について、正式な政権移譲があるまでは侵入しないよう呼びかけていた。【カイロ金子淳】
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