内戦が続くシリアでアサド政権が支配下に置く要衝を相次いで制圧している反体制派の武装勢力が第3の都市ホムスにも進攻したことが分かりました。

 反体制派勢力は7日、主要都市のホムスに進攻したとしたうえで、「政府軍の防衛線は大きく崩壊した」と明らかにしました。

 中東のメディアなどは政府軍がホムスの一部の地域から撤退したと報じたほか、政府軍の兵士約2000人がイラクに避難したと伝えています。

 このほかSNSでは、反体制派の勢力が迫る首都ダマスカスで市民らがアサド大統領の顔が描かれたバナーを破る様子なども投稿されています。

 アメリカ政府関係者はCNNの取材に対し、結論は出ていないとしつつも、アサド政権が数日以内に崩壊する可能性が高まっていると語りました。

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