韓国の国会で行われた尹錫悦大統領に対する弾劾訴追案の採決は、投票した議員の数が規定に達せず不成立となり、弾劾訴追案は廃案となりました。
韓国の国会ではきのう、非常戒厳宣言にともなう混乱を受けて野党が発議した尹大統領に対する弾劾訴追案の採決が行われましたが、投票の前に、与党議員らが一斉に退席しました。
議長が与党議員に参加を促しましたが、結局、投票した議員の数は可決の要件となる3分の2に及ばず採決は不成立となり、弾劾訴追案は廃案となりました。
尹大統領は今後も職務にあたることができますが、最大野党「共に民主党」は弾劾訴追案が通るまで、毎週、発議を繰り返す方針を明らかにしました。
共に民主党 李在明代表
「大韓民国最悪のリスクになっている尹錫悦氏を必ず弾劾する」
記者
「国会前では、大統領の弾劾を求める人達が大勢集まっています」
国会の周辺では弾劾を求める集会が行われ、警察はおよそ15万人が集まったとみています。
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