バルト海のスウェーデンの水域で海底の通信ケーブルが相次いで損傷した問題で、関与が疑われている中国船がスウェーデンの領海に移動するよう要請されていることが分かりました。

 中国船籍の貨物船「伊鵬3」は、バルト海のスウェーデンの排他的経済水域で17日と18日に確認された海底の通信ケーブルの切断への関与が疑われています。

 伊鵬3は現在、デンマークの海域に停泊していて、近くにはデンマーク軍やスウェーデン当局などの船が止まっています。

 スウェーデンのクリステション首相は26日、「中国船と中国に連絡を取り、船がスウェーデンの領海に向かうことを望んでいると伝えた」と明らかにしました。

 「何が起きたのかを解明するためだ」としていますが、伊鵬3が要請に応じるかどうかは分かっていません。

画像:LSEG

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