アメリカのトランプ次期大統領が、国防長官に指名すると発表したピート・ヘグセス氏が過去に性的暴行で捜査を受けていたとアメリカメディアが報じました。

 ヘグセス氏は陸軍で従軍した後、保守系FOXニュースの番組で8年間司会者を務めましたが、政府や軍で要職を務めた経験はありません。

 複数のアメリカメディアは15日、ヘグセス氏が2017年にカリフォルニア州で性的暴行の疑いで捜査を受けていたと報じました。

 ヘグセス氏側は容疑を否定していますが、トランプ氏の政権移行チームは事前にこの情報をつかんでおらず、今後もスキャンダルが出てくる恐れも視野に、対応を協議しているということです。

 また、トランプ氏が司法長官に指名すると発表したマット・ゲーツ前下院議員を巡っては、違法薬物の使用や児童買春の疑いなどで下院の倫理委員会が調査を続けています。

 共和党の議員からも調査報告書の公表を求める声が出ていますが、ゲーツ氏が13日に下院議員を辞職したことから、共和党のジョンソン下院議長が公表に強く反対しています。

 政府高官の人事は上院の承認が必要となりますが、資質が問題視され、指名が阻止される可能性もあります。

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