大型ハリケーン「ミルトン」が上陸したアメリカ南部フロリダ州ではこれまでに16人の死亡が確認されました。現地から報告です。
（鈴木彩加記者報告）
私がいるのはフロリダ州西部にあるメキシコ湾に面した町です。
こちらの道路は非常に車通りが多く大きな交差点なんですが、信号機が真っ暗で、消えたままの状態となっています。
フロリダ州では全域の4分の1にあたる300万世帯近くの停電が続いていて、復旧のめどは立っていません。
ハリケーン「ミルトン」は9日夜から10日にかけて強い勢力を保ったままフロリダ州を横断し、上陸前には少なくとも38の竜巻が発生しました。
地元メディアによりますと、これまでに16人の死亡が確認されています。
そして、上陸から丸一日が経った今でも広い範囲で冠水が続いていて、地元当局は自宅に取り残された人などおよそ1000人を救助しました。
デサンティス州知事は、「最悪のシナリオ」にはならず甚大な被害は免れたという見解を示していますが、一部ではまだ住民が孤立していて、被害の全貌は明らかになっていないという状況です。
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